賞与制度の見直しポイント!法的リスクを避けるための規程づくりの基本 | 諏訪労務管理センター

賞与制度の見直しポイント!法的リスクを避けるための規程づくりの基本

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賞与制度の見直しポイント!法的リスクを避けるための規程づくりの基本

賞与は従業員の努力に応える大切な制度として、多くの企業で採用されています。
一方で、制度の運用方法や規程が曖昧だと、労使間で誤解やトラブルが生じることがあります。
とくに法律上の位置付けや支給条件は誤解されやすく、正確な理解が欠かせません。
明確なルール設計は企業のリスク管理や従業員満足度の向上につながります。

賞与制度設計の基本と整備ポイント

賞与の法的な位置付けと制度化の必要性

賞与は法律で支給が義務付けられた賃金ではありませんが、制度を設ける場合は就業規則に明確に規定する必要があります。
制度が規程化されると、その内容は賃金として法的な効力を持つため、支給対象・支給日・算定基準などを具体的に定めた上で運用しなければなりません。
明確なルールを整備することで、企業側と従業員側の理解を一致させることができます。

支給対象と支給条件の明確化

就業規則では、正社員・契約社員・パートタイマーなど、どの雇用形態を対象とするかを明示します。
雇用形態の違いだけを理由とする不合理な待遇差は、同一労働同一賃金の観点から問題になる可能性があります。
また「支給日在籍要件」を規定する際は、一般的に広く用いられている条件であることを踏まえつつ、例外的事情への対応方針も整理しておくことが望まれます。

賞与の算定基準と運用上の注意点

代表的な算定方法

賞与の算定方法にはさまざまな種類があります。
基本給に一定の支給月数を掛けるシンプルな方式、企業や部署・個人の業績に応じて金額を変動させる方式、役職・等級に応じて定額で支給する方式などがあり、企業の方針に応じて設計されます。
これらを組み合わせるハイブリッド型の導入も実務では多く見られ、企業文化や従業員の評価基準に合わせた柔軟な設計が可能です。

評価基準の透明性と不支給・減額の規定

評価方法を明確にすることは、従業員が自身の賞与額の根拠を理解しやすくするうえで重要です。
また、経営状況や業績により支給額を減額または不支給とする可能性を就業規則に含めることで、企業側のリスク管理につながります。
ただし、運用にあたっては賞与規程に定めた「不支給・減額の事由」に該当していること、人事評価や業績評価など客観的な査定に基づいていることなどが求められます。

まとめ

賞与は制度の有無や支給条件を企業が設計できる一方、規程化した内容には法的な拘束力が生まれます。
そのため、支給対象者、支給条件、算定方法、評価基準を明確に整備し、従業員が理解しやすい制度として運用することが大切です。
また、業績による変動を見込む場合は、減額や不支給を認める規定を事前に設けておくことで、企業のリスクを軽減できます。

こうした制度設計には専門的な知識が求められるため、就業規則の整備、賃金制度設計、人事労務相談を強みとする当社のサポートを活用することで、企業に合った実務的で運用しやすい賞与制度が構築できます。
さらに、労務手続きや給与・賞与計算などの実務も一括サポートしているため、制度づくりから日常運用まで安心して任せられます。
労務に関してお困りの方はぜひ当社にご相談下さい。

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